DX推進

DX推進

マテリアリティ(重要課題)「DXによる物流サービスの革新」

国際物流業界には、グローバル・サプライチェーンのさらなる深化、輸送に伴うCO2排出などの環境への影響、少子高齢化やワークライフバランス重視による労働力不足への対応や効率化など多くの課題があります。これらを解決するためにデジタル化による社内外の業務効率化や物流最適化に加え、デジタル技術を活用したサービスの高度化により、お客さまへ新たな価値を提供します。

アクションプラン(2024年度の取り組み内容)

  • デジタルオペレーションによる営業強化・業務効率化・サービス品質向上や、外部システム・プラットフォームとのデータ連携強化

DXの推進に関する基本的な考え方

私たちの社会の未来像として、「デジタル世界の拡大と融合」は今後ますます進むと考えられます。社会の変化に対応し新たなニーズを満たしていくために、DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みは重要なテーマです。西鉄グループでは、「第16次中期経営計画」において「DXの推進による営業強化・業務効率化」を掲げており、重要な経営戦略の1つとして位置付けています。当事業本部においては、DXを推進することによりお客さまへの新たな価値提供や、業務効率化と働きやすい職場づくり、脱炭素社会への貢献など、さまざまな社会課題への解決に取り組み、全てのステークホルダーに満足していただくことを目指していきます。

DX推進の主な取り組み

当事業本部では、お客さまそれぞれのサプライチェーンにフィットするITソリューションの必要性を認識し、お客さまをサポートするためのグローバルなサービス、インフラを構築しています。一例として、荷主や航空会社をつなぐ貿易情報連携プラットフォームを構築するコンソーシアムへの参画をはじめとして、さまざまな内外のプラットフォームとの連携・構築を計画・実施し、お客さまへの新たな価値創造やサービス向上を目指します。また社内においては、AIやRPAなどデジタル技術を活用した業務自動化による生産性向上に取り組んでいます。

顧客向けポータルサイトの強化

貿易情報連携プラットフォームをはじめとした、内外のネットワークと連携を強化しお客さまに、より快適なご利用体験を提供いたします。

航空や海上輸送などの各モードにおいて、バリューチェーンにおけるお客様とのコミュニケーションを円滑にするために、双方向で情報をやり取りできるポータルサイトの構築を目指します。

顧客向けポータルサイト

貨物情報プラットフォームとの連携

自社システム(NNR PowerNETシステム)と貿易プラットフォームとの連携を促進することにより、サプライチェーンにおけるお客さまの各種手続きデータを共有化し、チャット機能によってリアルタイムコミュニケーションの実現と案件管理により、業務効率化と生産性の向上を推進します。

貨物情報プラットフォーム

倉庫業務のデジタル化、省人化、自動化の推進

AIを活用したロケーション管理や自動搬送ロボット、無人フォークリフトなどの導入により、人手不足や長時間労働、荷役時間の削減を実現します。

  • 自動搬送ロボット自動搬送ロボット
  • 無人フォークリフト無人フォークリフト
  • 棚搬送ロボット棚搬送ロボット

お客さまのニーズに寄り添ったソリューションを開発

輸送におけるCO2排出量の算出・可視化サービス

CO2排出量の削減は地球環境を保全する上で避けて通ることのできない課題です。私たちは物流サービスを通して、持続可能な消費と生産のサプライチェーンを構築し、お客さまをはじめとしたパートナー企業と協働して2050年カーボンニュートラルの実現を目指しています。

2024年度は、「NNR PowerNETシステム」の出荷データとさらに連携させ、より見やすくわかりやすいレポートとしてお客様へ提供を進めています。このデータを分析することで、より環境にやさしい物流サービスを提案し、お客さまの脱炭素に向けた取り組みをサポートいたします。

EcoTransIT World
CO2排出量レポート(表紙)例