Special Story1 高品質なサービスを支える品質管理課

Special Story1 高品質なサービスを支える品質管理課

業務部 品質管理課 AEO担当 係長
森永 ひとみ
業務部 品質管理課 課長
中島 可恵

品質管理課が支える「高品質なサービス」

当事業本部の品質管理課は、お客さまに提供するサービス品質の維持・向上を使命とし、日々の業務に取り組んでいます。その一環として、ISO9001やEN9120、AEO、TAPA FSR、CEIVリチウムバッテリーなど、各種認証の取得・維持・管理を行い、品質の維持・向上、法令遵守、安全性の確保に努めています。これらの認証は、国際物流業務における信頼性の証であり、当事業本部の持続可能な成長の基盤です。

「高品質なサービス」を支える姿勢

品質管理課が大切にしているのは、「お客さま満足と法令遵守のバランス」。お客さまの満足度向上を追求する一方で、物流業務に関わる法令や規則を遵守することが重要です。時には、お客さまのご要望に対してアドバイスを行ったり、法令違反の可能性がある場合には出荷をお断りしたりすることもあります。これは、結果的にお客さまをリスクから守るための重要な判断です。

こうした考えの下、常に社内ルールの整備・見直しを行い、従業員への教育も実施しています。品質管理課のメンバーは他部署での経験を持つ者が多く、現場の実務と品質管理の両面を理解しています。現場との橋渡し役として、複雑な規格やルールを、現場に分かりやすく伝える工夫を重ねています。

  • 品質管理内でのミーティングの様子

日常の品質管理活動

品質管理課では、ISOやAEOなどの認証に基づく内部監査だけでなく、危険物輸送を対象とした内部監査も実施しています。ISOやAEOの内部監査では、他部署の社員も監査員として参加していただくことで、社内全体の知識・意識向上につなげています。

さらに年1回の顧客満足度調査を通じてお客さまの声を収集し、単なる課題対応にとどまらず、当社の強みを分析・強化する取り組みを行っています。

教育と人財育成

品質向上のための教育体制も充実させています。AEOや危険物輸送に関する教育訓練は毎年実施していますが、知識の伝達にとどまらず、事故事例やヒヤリハット事例を用いた実務に即した内容にしています。さらに、危険物輸送に関しては、定期的な教育とは別に、ニュース形式の教材も作成し、従業員が日常的に学べる環境を整備しています。

CEIVリチウムバッテリー認証の取得

近年、電気自動車の普及などにより、リチウム電池の需要が急速に高まっています。一方で、リチウム電池の輸送では、高い安全性が求められます。当社では従来からリチウム電池の輸送を行ってきましたが、より確実なハンドリングとお客さまへの安心の提供のため、国際航空運送協会(IATA)が定めるCEIVリチウムバッテリー認証の取得に取り組みました。

認証取得にあたっては、輸送の各工程に関わる部署と品質管理課からメンバーを選出し、ワーキンググループを立ち上げました。200項目以上の要求事項に対応する必要がありましたが、既存の仕組みを活用・改善し、確実なハンドリング体制を構築しました。

「特別なことはしていない。今回の認証取得で、従業員が守り続けた品質維持の仕組みが正しかったことが証明された」というワーキンググループメンバーの声は、これまでの当事業本部の地道な取り組みが着実に成果を上げている証拠です。

  • 正確な危険物取扱のためのポスター、防火用品を準備
  • CEIV リチウムバッテリー認証書

サステナビリティとの接点

品質管理課の活動は、直接的な環境貢献には結びつかないかもしれませんが、業務手順の確立や教育活動を通じて、事業の継続性を支える重要な役割を果たしています。特にコンプライアンス意識の醸成には長期的な取り組みが不可欠であり、継続した教育はサステナビリティの一環と捉えています。

また、品質管理課では女性社員の積極的な活躍も特徴です。特別な制度があるわけではありませんが、自分の意見を述べ、主体的に業務を進める風土が根付いており、それがやりがいにつながっています。

今後の展望

今後は、取得済みの認証や取り組みをより積極的に発信し、お客さまに当事業本部のことをより深く知っていただき、お客さまの安心感につなげていきます。また、お客さまのニーズに沿った認証も取得していきます。

さらに、社内ルールの簡素化や分かりやすさの向上にも取り組み、従業員がより多くの時間をお客さま対応に充てられる環境づくりを進めます。