1945(昭和20)年6月19日の福岡大空襲により、天神地区も多くが焼失しました。しかし被害は当時の福岡市の中心繁華街である博多部や東中洲に比べて軽微で、この事が天神地区が戦後いち早く復興する原動力のひとつとなりました。1946(昭和21)年には福岡高等女学校跡地に新天町が開業し、1949(昭和24)年には現在の天神コアの場所に九鉄マーケットを再興した「西鉄商店街(西鉄街)」が開業しました。1955(昭和30)年には現在のソラリアプラザの場所に「福岡スポーツセンター」が開業し、大相撲九州場所の開催をはじめアイススケート場や映画館「センターシネマ」などは永く市民に親しまれました。
また、1950(昭和25)年頃には福岡市西部からの路線バスが天神町を経由して博多駅まで運行が開始され、1952(昭和27)〜54(昭和29)年にかけて西鉄福岡市内線で城南線などの天神町直通運転を開始。これにより天神地区への交通ネットワークが強化されました。