西鉄が商業・交通・住宅の一体開発を進めるアイランドシティのセンターマークス街区に、昨年11月にオープンしたシニアマンション「サンカルナ香椎照葉」は、多様な人々の交流拠点として親しまれています。開業に携わった桑畑雅代(くわはた まさよ)さんに伺いました。



多世代交流のまちの拠点
「サンカルナ香椎照葉」

桑畑 雅代
西日本鉄道 住宅事業本部
マンション事業部 シニア事業課

魅力ある共用施設が 入居者やまちの人を つなぐ憩いの場に

福岡市東区アイランドシティにおいて、現在開発が進んでいるセンターマークス街区プロジェクト。分譲マンション「センターマークスタワー」の竣工を皮切りに、西鉄バス「アイランドシティ自動車営業所」や賃貸マンション「ラクレイス香椎照葉」のほか、スーパーマーケット、飲食店などが敷地内に続々とオープンしています。これは、福岡市が策定した「超高齢社会対応型健康ネクストタウン計画」に基づいて、2014年にスタートしたまちづくりプロジェクト。交通機能や住宅開発、商業施設運営などの実績をもつ西鉄が事業者として選定され、居住者やまちの人たちなど、さまざまな世代がつながる多世代交流 をコンセプトに開発に取り組んでいます。

【1】アイランドシティ中央公園を臨むコミュニティガーデン。緑と光が気持ち良い空間で、オープン時はマルシェイベントも開催
【2】ライブラリーには絵本や小説、エッセイなど約400冊が並ぶ。隣のレストランで読むことも可能

そんなセンターマークス街区に昨秋オープンした「サンカルナ香椎照葉」は、多世代交流の拠点となる新しいかたちのシニアマンションです。「3階を共用施設として、各マンションをつなぐコミュニティガーデンやレストラン、ライブラリーを設置しました。2月からは一般開放し、入居者以外の方でも利用できるようになります。マンションにお住まいのシニア世代の方とお子様連れのご家族との交流が生まれたりする場になればいいですね」と、開業に携わった桑畑さんが語ります。「さらに、センターマークス街区にお住まいの方は多目的ホールやAVルームを有料でご利用いただけます。手芸サークルや楽器の練習に使いたいなど、さっそくたくさんのご要望やお問い合わせをいただいているんですよ」。

【3】1階はスーパーマーケットやスポーツジムなど暮らしを快適にするテナントが揃う

前職では分譲マンションの開発に関わっていた桑畑さん。サンカルナ香椎照葉の設計にあたっては、高齢の方の気持ちになって使い勝手や住み心地を考え、手すりの位置など一つひとつ検討したと言います。また、多世代交流というコンセプトに合わせ、内装デザインも誰もが親しみやすいやわらかい雰囲気にこだわりました。「ライブラリーやレストランはお子さんや若い世代の方にも気軽に利用していただきたいので、爽やかさや開放感を大切にしています」。

2020年にはサンカルナ横にバスベイ(バス停留所)も誕生予定で、センターマークス街区はアイランドシティの新たな交通拠点としても期待されています。

【4】開業後も入居状況の確認やスタッフからのさまざまな問い合わせに対応する桑畑さん
【5】オープンイベントとして開催したマルシェは約300人が来場し大盛況。「飲食店の出店の他、地域の方の手作り市もあり、たくさんの方に楽しんでいただけました」

「建物を通してまちづくりという大きなプロジェクトに関わることができ、とても楽しくやりがいがあります」と笑顔で語る桑畑さん。願いは、この街区で行われる季節のイベントなどをきっかけに入居者とまちの人々がつながり、交流の輪が広がっていくこと。「サンカルナ香椎照葉を魅力的な施設にすることで、アイランドシティをさらに楽しいまち、住みたいまちにしていきたい」と意欲的です。

「街区の他施設の担当者とも連携しながら開発を進めてきました。オープン後は、順調に入居者さまも増えており、ほっとしています」

2/1(土)「サンカルナ香椎照葉」レストランを一般開放開始


「サンカルナ香椎照葉」では、2/1(土)よりコミュニティセンター内にあるレストランを一般開放します。レストランでは健康に配慮した定食や、有名レストラン監修の期間限定メニューなどがお楽しみいただけます。隣接するライブラリーの本を持ち込むこともできるので、コーヒーを片手に読書を楽しむこともできます。ぜひお気軽にお越しください。


◎詳しくはホームページをご覧ください  
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