
黒田 裕悠美
かしいかえん シルバニアガーデン
チーフ
「かしいかえん」は1939年に香椎チューリップ園として開業し、花と緑の遊園地として親しまれてきました。そして開園70年目となる2009年には、初の大規模リニューアルを実施。当時、子どもたちに絶大な人気を誇っていた「シルバニアファミリー」の世界をテーマにした遊園地へと生まれ変わりました。シルバニアファミリーのテーマパークは日本に3カ所しかなく、西日本では唯一かしいかえんのみ。鼻のまわりがチューリップの形になったかわいらしい「はなぞのウサギ」は、ここでしか会うことができないオリジナルキャラクターです。
2010年からシルバニアガーデンのスタッフとなった黒田さんは、幼い頃からシルバニアファミリーが大好き。「キャラクターがかわいいのはもちろん、名前を付けたり、物語を考えたりと、自分で想像を膨らませて、どこまでも自由に世界を広げられるんです。顔や衣装、小物なども細部までとても凝っていて、長年遊んでいても新たな発見が尽きないんですよ」と魅力を語ります。
【1】ショップの商品管理や品出し、接客など、日々の業務は多岐にわたります
【2】オリジナルキャラクターの「はなぞのウサギファミリー」グッズが買えるのもシルバニアガーデンだけ!
30年以上の歴史があるシルバニアファミリーは、親・子・孫と3世代にわたるファンも多く、シルバニアガーデンで毎日開催されるショーを楽しみに繰り返し訪れる方も。ショーの内容は黒田さんたちスタッフがアイデアを出し合い、ストーリーや振り付け、音楽などを専門家とともにつくりあげます。ハロウィンやクリスマスなど季節のイベントを盛り込んだり、お誕生月のお子さまをステージでお祝いしたりと、お客さまも一緒に楽しめるよう工夫しています。ステージでは黒田さん自身も司会をしながら歌ったり踊ったり。「ファンの方にとってはキャラクターと触れ合える喜びは格別ですし、私自身もシルバニアの世界をショーを通してお客さまにお伝えし、一緒に体感できる。練習や準備は大変ですが、一番楽しくてやりがいがあるのもショーの時間です」。
【3】平日は1日1回、土日祝は2回開催されるショー。「自分ならどんなショーが見たいかを考えながらステージで表現しています」
シルバニアガーデンでは小さなお子さまを「おともだち」と呼んでいます。「園内のご案内や写真撮影などを通して、お客さまとすぐにおともだちになれるのもこの仕事の魅力です。また、大人のファンはスタッフ顔負けの知識をお持ちの方もいて、勉強させていただくことも多いんですよ。シルバニアの世界の奥深さに驚かされます」と語る黒田さん。
シルバニアガーデン内にはシルバニアの仲間たちと一緒に写真が撮れるフォトスポットも。今年は花のアーチに彩られた10周年記念スポット(写真左)のほか、はなぞのウサギファミリーの畑やシーソーがある「おひさまファーム」(写真右)もお目見え
「10周年を迎えたシルバニアガーデンには記念のフォトスポットをはじめ、今年はイルミネーションとともに、シルバニアファミリーの映像がガーデン内の『あかりの灯る大きなお家』に投影されるショーなど、楽しみがいっぱいです。はなぞのウサギちゃんやたくさんの仲間たちが待っていますよ。ぜひご来園ください!」。
「シルバニアの世界観を大切に、お客さまが幸せな気持ちになれるお手伝いをしていきたいです!」
今年のかしいかえんのイルミネーション「かしイルミえん~光の楽園~」は、過去最大規模で開催。LED電球の数は昨年の10倍以上の90万個を使用し、2倍以上の面積で展開します。メインエリアでは「3大イルミネーションSHOW」と題し、「プロジェクションマッピング」、「レーザーショー」、多彩な光と音楽を融合させた「イルミネーションLIVE」の3つのショーを実施します。圧巻のイルミネーションショーを体感できるこの機会に、ぜひご来園ください。
◎詳しくはホームページをご覧ください
HP:「かしいかえん」で検索