4月25日、東区アイランドシティでAI技術を活用し、利用者の予約に応じて走るオンデマンドバス「のるーと」が運行開始しました。
先端技術を駆使したプロジェクトに入社1年目で携わった益田彩加(ますだあやか)さんをご紹介します。



AIを活用した次世代の
オンデマンドバス「のるーと」

益田 彩加
西日本鉄道
自動車事業本部
未来モビリティ部 ICT推進課

時間もルートも 乗る人のニーズに 合わせて走るバス

この春、福岡市東区のアイランドシティにデビューした「のるーと」は、従来の路線バスとは異なる公共交通機関です。「オンデマンドバス」と呼ばれる予約制のバスで、乗りたいときにスマートフォンのアプリか電話で配車をリクエストし、提示された最寄りのミーティングポイント(乗り場)に行くだけ。それぞれのお客さまの出発地や目的地に応じて、AIが最適なルートを割り出し運転士をナビゲートするため、スムーズにお客さまをお乗せし、目的地までお送りします。

【1】定員8名でゆったり座れる「のるーと」の車内。運転士やお客さま同士の距離が近く、会話も弾みます
【2】ミーティングポイントはアイランドシティ島内に48カ所(6/1現在)。お客さまの要望に応じて今後も増やしていく予定

プロジェクトがスタートした背景には、公共交通機関の利用者の減少や運転士不足が全国的な問題になるなかで、バス事業者としていかに地域の交通ネットワークを維持・拡充し、利便性を向上させるかといった課題がありました。時刻表や決まった路線を必要としないオンデマンドバスはそうした課題の解決になるうえ、需要に応じたきめ細かいサービスを提供できます。導入にあたっては海外の先進事例も研究し、予約・配車システムはカナダの企業と連携しました。

そんなプロジェクトに入社1年目で携わることになったのが益田さんです。「はじめはびっくりしましたが、こんな最先端の事業に参加できることにワクワクしましたし、絶対に成功させたい、地域の方々に愛されるサービスにしたいと強く思いました。AIやオンデマンドといった難しそうな言葉を使っていても、地域の皆さんの足となるバスですから、ネーミングも覚えやすく親しみやすい名前がいいなと。福岡の方言"乗ると"をもじって"のるーと"と名付けました」。そのほか、かわいらしいロゴマークをはじめ、告知用のポスターやリーフレットも益田さんのアイデアが活かされ、温もりのあるデザインに仕上がりました。

【3】「のるーと」運行に先がけて3月には西鉄バスの「アイランドシティ自動車営業所」がオープン。
新しい交通拠点となっています

現在、「のるーと」の運行エリアはアイランドシティ内とイオンモール香椎浜、千早駅間。毎日の通勤や、お子さま連れのお買い物にも気軽に利用できて便利だと好評をいただいています。

「のるーと」の車両は日産キャラバンマイクロバス。日産自動車(株)のご協賛をいただきながら、西鉄グループが一丸となって車両を準備しました。外装はスカイブルー、白、黒のカラーリングで視認性の高いデザインを採用しています

「大好きな福岡のまちを元気にしたい」そんな思いで入社した益田さん。「自分が立ち上げに関わったバスで、お客さまや運転士さんが笑顔を交わしている光景を見ると本当にうれしくなります。たくさんの人に乗っていただくことで、お客さまのニーズがAIに蓄積され、より地域に根差したサービスができるようになります。地域の皆さんと一体となって、『のるーと』を育てていきたいですね」。

便利で持続可能な、次世代の交通機関「のるーと」。まずは1年間の実証運行でサービスを向上させるとともに、将来的には西鉄沿線のほかのエリアでの展開も視野に入れています。

「最初はバスの基礎知識を先輩に教えてもらうところからスタート。
今は達成感もありますが、もっと普及させたいという使命感も芽生えています!」

「のるーと」をダウンロードして400円分クーポンをゲット!


「のるーと」の利用はスマートフォンで専用アプリをインストールして会員登録するだけです。新規登録の方には400円分のクーポンをプレゼントいたします。以下の手順でアプリのプロモーションコードを入力してください。

【400円クーポンゲットの手順】
アプリダウンロード→ホーム画面
→アカウント設定→プロモーションコード
→プロモーションコードの入力
→プロモーションコード「のるーと」を入力

◎詳しくはホームページをご覧ください
のるーと」で検索