今年で26回目を迎えた「みんなの西鉄バス・電車絵画コンクール」。 この秋も、たくさんの子どもたちが夢あふれるバスや電車を描きました。 西鉄の広報課として、コンクールの運営に携わった肘井飛香(ひじいあすか)さんをご紹介します。



子どもたちの夢に寄り添う
西鉄の絵画コンクール

肘井 飛香
西日本鉄道
総務広報部 広報課

一人ひとりの個性と 自由な感性が光る バスや電車の絵画たち

10月21日、ソラリアプラザ1階ゼファにて「みんなの西鉄バス・電車絵画コンクール」の表彰式が行われ、受賞の喜びに子どもたちと家族の方々の笑顔の花が咲きました。

西鉄と読売新聞西部本社が共同で開催しているこのコンクールは、未来を担う子どもたちに西鉄バスと電車に親しんでもらい、子どもたちの思い出や夢を育んでいきたいという想いから毎年実施しています。今年は福岡県内の小学生や幼稚園・保育園の園児を中心に1万2061点もの絵が寄せられ、入賞666点、優秀賞300点が選ばれました。 

【1】表彰式では、賞状を受け取る我が子の晴れ姿を写真に収める方も多くいらっしゃいました
【2】「110周年記念賞」に選ばれたのは、バスが大好きな北九州市の小学1年、津覇修造(つはしゅうぞう)くん。「作品がバスになってうれしい!」と目を輝かせます

「絵画の先生方が3日間かけて審査を行いますが、どれも素敵な作品ばかりでとても難航しました」。そう語る肘井さんは、コンクールの運営に携わって2年目。「西鉄バス賞や電車賞など、西鉄の名を冠した賞は私も選考に参加させていただいています。絵に付けられた『初めての電車』『夏休みに乗ったバスの思い出』といったタイトルを読んで、描かれた絵を見ると、その子が楽しんでいる情景が想像できたりして、こちらも笑顔になります」と目を細める肘井さん。入賞した絵は県内各地の施設で展示され、道行く人の目を楽しませました。

【3】入賞作品は、ソラリアプラザをはじめ三越ライオン広場、チャチャタウン、エマックス・クルメなど県内各地の施設で展示されました

さらに今年は西鉄グループ110周年を記念する賞を設け、入賞作品をバス車体に全面ラッピングしてまちを走るという特別企画も実現。受賞式ではお子さまの晴れ舞台をひと目見ようと親戚一同でお越しになっている方々も見受けられました。なかには親子2代にわたって応募してくださった方もいました。「頑張って描いた絵が、バスになったり、入賞して大勢の人に見てもらえる体験は大人になっても忘れられない思い出です。多くの方にこのコンクールを知っていただき、福岡の絵画コンクールといえば西鉄、と定着していくとうれしいですね」。

そのためには、コンクール自体も時代に合わせた取り組みをしていかなければいけないと肘井さんは考えています。「例えばデジタルアートとコラボして、子どもたちの描いたバスや電車がまちに写し出され、ビルの壁面などを走ったら面白いですよね。時代に合わせて、いろんな取り組みを検討しながら、子どもたちの自由な発想や可能性をさらに伸ばせるコンクールにしていけたら」と肘井さんの夢は膨らみます。

【4】110周年記念企画で子どもの絵がバスに描かれるのは初の試み。行政やバス担当者、デザイナーなど各所と協議を重ねて実現しました
【5】全ての応募作品を大きなフロアに敷き詰めて一枚一枚審査します。「上手い下手よりも、子どもらしさが感じられる作品が好きです」と肘井さん

コンクールへの参加を通して子どもや大人たちが笑顔になれば、地域が盛り上がり、ひいては元気なまちづくりにもつながります。みんなの住むまちが、10年先、20年先も発展していきますように。西鉄はこれからも、真っ白なキャンバスに描かれた子どもたちの夢と未来に寄り添っていきます。

「そんなところを見てるんだ!というような豊かな表現力や鋭い観察眼に驚かされます。子どもたちの絵から学ぶことはとても多いですよ」

「みんなの西鉄バス・電車絵画コンクール」
110周年記念賞「じくうバス」 福岡市内で運行中!


今回の絵画コンクールにて「110周年記念賞」に輝いた、小学1年生の津覇修造くんの作品デザインを西鉄バスの車体に全面ラッピングした「じくうバス」は、現在福岡市内で運行しております。津覇くんが「時空を超えて走らせることができ、西鉄バスで過去や未来を行き来して、歴史を知りたい」との想いで描いた夢いっぱいの「じくうバス」。ぜひ福岡市内のまちで探してみてくださいね。


【運行期間】2019年3/31(月)まで
【路線】野間(快速)線
(桧原営業所~天神~福岡タワー など)
【運行台数】 路線バス1台 車号9643(桧原営業所)