快適で魅力あるまちづくりへの取り組みも西鉄が担う重要な役割のひとつ。今回は、6月にリニューアルオープンし、ますます利用しやすくなった「福岡市観光案内所(天神)」の所長・太和田基さんに話を聞きました。


天神を訪れるすべての人に
役立つ案内所を目指して

太和田 基
ラブエフエム国際放送 総務部
福岡市観光案内所(天神) 所長

ますます便利・快適に進化を遂げた“天神のよろずや”

福岡市観光案内所(天神)は、2003年にライオン広場にオープンしました。 国内外から福岡、特に天神を訪れる人々へ観光情報の提供や交通案内などを行っています。 西鉄グループの「ラブエフエム国際放送」は、We Love 天神協議会とともに運営に参加。 「天神のことをよく知り、インバウンド向けの国際事業に力を入れるラブエフエムだからこそ、任された役割だと思っています」と所長の太和田さんは語ります。

【1】毎日9:30~19:00までオープン。常時5~6名のスタッフが観光・グルメの案内やチケット・ホテルの手配などを行っています
【2】英・中・韓国語それぞれの言語に対応できるスタッフが在籍。パンフレットも多言語版を用意しています

【3】広さはリニューアル前の約2.3倍に。随所に和を感じる空間で、ソファに座ってゆっくりと情報収集ができます

 福岡を訪れる外国人観光客は年々増加しており、さまざまな面で受け入れ態勢の強化が必要とされています。 福岡市観光案内所(天神)にも、多言語への対応や来所者の数に対して手狭なスペースなど、いくつかの課題がありました。それらを解決すべく、開所以来初となる大幅改装を行い、今年6月にリニューアルオープンしました。

 とりわけ大きな変化は飲食店の情報を豊富に所有する「ぐるなび」と、チケット手配が可能な「チケットぴあ」のカウンターの新設です。 これまでもグルメ情報などは案内所の情報網のなかから提案していましたが、例えば、外国の方から尋ねられることの多いベジタリアン向けのレストランやハラルフードが食べられる飲食店など、より具体的かつ的確な情報を提供できるようになりました。 また、「相撲が見たい」などのお尋ねがあった際、以前はチケットが買える場所を案内するにとどまっていたのですが、直接購入できるようになり、利便性が高まりました。

【4】来所者が自由に使用できるタブレット端末を4台設置。無料のWi-Fiも利用することができます
【5】リニューアルを経て、パンフレット設置スペースは以前の約2.8倍になりました。福岡県内の情報はもちろん、九州各県、全国とさまざまなエリアの冊子やパンフレットが並びます

 太和田さんをはじめ、案内所スタッフが目指す形は“天神のよろずや”。何か困ったことがあったときに、誰もが駆け込める場所でありたいと考えています。どんな相談にもできる限り応えられるようスタッフは日頃から情報収集に余念がありません。ベテランともなれば、その知識量は驚くべきものです。「一度ご対応すると、滞在中わからないことがある度に来てくださる方もいらっしゃって、うれしいですね」と、スタッフの久保さん。「私も天神で探しものがあるときには、スタッフに聞くこともあります」と、太和田さんも頼りにしています。

 「ここは外国と福岡を繋ぐ最前線。九州旅行の拠点となる福岡を楽しみ、いい思い出をもって帰ってもらうためのお手伝いができるといいですね。また、すべてのサービスは地元の方にも気軽に利用していただきたいと思っています」。旅行で訪れる人にも、福岡に暮らす人にも、楽しく快適な天神へ。天神地区のさらなる発展と活性化を目指し、西鉄はまちとともに歩んでいきます。

「福岡と外国を繋ぐ企業として、これからもグローバルな話題を豊富に提供していきたいと思っています」

ラブエフエム国際放送は、「はかた伝統工芸館」の運営も行っています。

はかた伝統工芸館

福岡市を代表する伝統工芸品の博多織・博多人形をはじめ、福岡県特産民工芸品の展示・紹介・情報の提供を行っている福岡市の施設です。地元の方にも国内外からの観光客のみなさんにも、福岡・博多に縁のある伝統工芸品をご覧いただき、その素晴らしさを感じてもらえれば幸いです。

はかた伝統工芸館
住所:福岡市博多区上川端町6-1(櫛田神社横)
電話:092-409-5450
営業:10:00~18:00(入館17:30まで)
休館:水曜(祝日の場合翌日)、12/29~31
料金:入館料無料
HP:http://hakata-dentou-kougeikan.jp
交通:西鉄バス「川端町・博多座前」バス停より徒歩5分、「キャナルシティ博多前」バス停より徒歩3分