
きば さとる
騎馬 覚
西日本鉄道 博多自動車営業所 運転士
子どものころから憧れていたバスの運転士になって10年。お客さまを目的地まで安全にお届けするという使命を胸に、日々ハンドルを握っています。事故なく一日の乗務が終わると本当にほっとしますね。 私たち運転士の仕事はバスに乗る前から始まります。まずは、自分がその日乗務するバスの点検から。なかでもミラーの確認は特に念入りに行います。路線バスには車両の内と外に合計10枚のミラーが付いているのですが、その一枚一枚に割れや曇りがないかチェックします。また、毎日違うバスに乗車するため、自分の目線に合うよう角度の調整も必ず行います。ミラーに異常があると周囲の安全確認もスムーズにできませんし、車内のお客さまの様子も見えにくくなりますから、この作業はとても重要なのです。 その他計40カ所以上に渡る点検を行って、初めてその日の乗務がスタートします。
タイヤやエンジンオイルなど、一日の乗車前にスムーズに確認します。
数カ月におよぶ厳しい教習や訓練を経て西鉄バスの運転士になり、今とても充実しています。私の次の目標は、西鉄のなかでも難関とされる高速バスや夜行バスの運転士になること。毎日の安全運転をコツコツと積み重ねて、いつかは夢を叶えたいですね。「この人の運転なら安心」と思っていただけるような、お客さまから信頼される運転士に成長していきたいと思っています。
睡眠や休息をしっかりとり、健康管理にも気をつけています。
西鉄バスでは、「バス運転士」という職業に関心をお持ちの女性や、「バスを一度運転してみたい」という夢をお持ちの女性を対象に、「運転体験乗車会」を定期的に開催しています。実際のバスの運転体験はもちろん、現役女性運転士との座談会も楽しんでいただけます。開催については「西鉄くらしネット」でお知らせします。