宮地岳線(現・貝塚線 引退車両)


 
 

撮影:小田部秀彦
 
福岡市で開催された築港博の旅客増に備えて製造した車両であり、車体長が一挙に16m級に延長された。前面は非貫通で平面的な3窓であるが、出入口は片側2ヵ所で客室内には固定クロスシートを装備する、九州初のロマンスカーであった。客車牽引の運転を前提として電動機は100馬力に増強され、制御装置も当初は自動加速式の総括制御装置が採用されており、当時の折尾延伸計画における急行用車両であったと想定される。

形式
デハ10
製造初年
1936年
定員数(人)
110
座席数(席)
56
自重(t)
29.5
全長(mm)
16,800
幅(mm)
2,740
高さ(mm) 4,192
 
   


 
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