西日本鉄道株式会社 創立110周年記念誌S
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142第2部 近10年の歩みンカルナ久留米」の建設を、久留米市津福本町で着工した。入居開始は、2020年7月を予定している。サンカルナ久留米の居室数は306室で、うち介護専用居室が34室。共用部には、ゆったりとくつろげる源泉かけ流し温泉や緑豊かで広大なコミュニティガーデン、情緒あふれる中庭「光庭(ひかりにわ)」、西日本最大級の打ち上げ数で有名な筑後川花火大会の花火を間近に見ることのできる展望ラウンジ、ホテルのような高級感のあるエントランス・レストランといった充実した設備を特長とする。また、IoT技術を活用した健康管理サービスを提供するほか、久留米大学や聖マリア病院と連携するなど、地域と共生するシニアマンションを目指している。新ブランド「サンカルナ テラス」2017(平成29)年11月、西鉄が大規模な街づくり開発を進めている小郡市あすみ地区に「サンカルナ テラス 三国が丘駅前」を開業した。住まいへの医療・介護サービスやバリアフリー対応等のニーズが高まるなか、より幅広いシニア層のニーズに応えるために、入居しやすい価格帯を実現するシニアマンションの新ブランド「サンカルナ テラス」を建設した。4、賃貸マンション賃貸マンション「ラクレイス」シリーズの展開2015(平成27)年2月、賃貸マンションブランド「LA-CLEIS(ラクレイス)」の第8弾「ラクレイス高宮」(86戸)が竣工した。居住エリアとして人気が高い福岡市南区高宮地区で、DIYに適した”土間”のある部屋や、一年中家庭菜園が楽しめるサンルームのある部屋など、多様なライフスタイルに対応する12種類の間取りを用意した。2006年に、西鉄平尾駅に隣接した「平尾ステーション」でスタートした「ラクレイス」シリーズだが、この10年間では、「薬院」(59戸)、「西新レジデンシャルタワー」(206戸)、「高宮」など6棟が新たに開業し、累計戸数は867戸となった。超高層賃貸タワーマンション「ラクレイス西新レジデンシャルタワー」2014(平成26)年9月、福岡市中央区地行の今川自動車営業所跡に超高層賃貸タワーマンション「ラクレイス西新レジデンシャルタワー」が竣工した。福岡市・西新の新たなランドマークとなった「ラクレイス西新レジデンシャルタワー」は、先進技術の「パッシブロック免震システム」を世界で初めて採用した。タワー棟が地上29階建て、テラスハウス棟が地上4階建てであった。タワー棟の約100mの高さから見下ろす百道浜と大濠公園の眺望、最上階のプレミアム住居など、ほかにない最高の条件であった。アイランドシティでの賃貸マンション開発2016(平成28)年4月、西鉄は福岡市東区香椎照葉のアイランドシティで福岡市が策定する「超高齢化社会対応型」健康ネクストタウン計画(住民のためのコミュニティセンター機能に加え、高齢者向け住宅や多世代交流住宅などを複合的に配置した拠点施設を誘致するもの)にもとづき、多世代につながる、安心・高質の住環境とバス交通拠点が一体となった“まちづくり”を行うと発表した。翌17年10月には、1階部分にスーパーマーケットがラクレイス西新レジデンシャルタワーサンカルナ テラス 三国が丘駅前
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